ゼンキンメタル HOME > 採用情報 > 社員インタビューFILE #01 池田
部門間でうまく連携を図ることが、仕事を円滑に進めるカギになります。
みんなで1つの製品を展開していくプロセスにやりがいを感じます。
「加工機のNCプログラムを作る仕事をしています。
板金加工で使う工作機械に加工プログラムを入力することで、同じ製品を効率よく加工することができるようになるのですが、そのプログラムを組むのが私の仕事です。
プログラムを組む、と言っても、一般的なシステムエンジニアの方が組まれるようなコードとは種類の違う「NCプログラム」と呼ばれるものになります。
NCプログラムには、切断条件、加工手順、金型の指示など、様々な命令が含まれています。
やはりひとつの製品のプログラムが完成した瞬間は、その都度達成感を感じますね。
プログラムを組むためには、時には別の部門と連携しなければならない場面も多いのですが、後工程の担当者に相談しながら、みんなで1つの製品を展開していくプロセスにやりがいを感じます。
以前は割と一人で頭を悩ませてしまうことも多かったのですが、次第に別部門の人に相談した方が早いことに気付きましたし、どの場面で誰に聞くのが一番良いか、も分かってきました。
自分一人でもやろうと思えばできるのですが、他部門とうまく連携した方がよりスムーズに進められるので、自分でもその点成長したかなと感じています。
やはりコミュニケーションは大事ですね。
展開の方法を間違えてしまったとき、ですかね。それは何度もあります。
展開というのは、お客様が作成された完成物の設計図面をもとに、それを板材から加工できるように1枚板の状態にすることを指します。
よくサイコロの展開図、というのがありますが、あのイメージです。
展開が正しかったかどうかは、実際に加工してみないと分からないことも多いんです。
図面通りに作ったつもりでも、曲げ加工の段階で製品が変形してしまった、ということもありますので。
展開では、あらかじめそういった不具合を想定し、展開時の形状を調整しておくことが必要なんです。
そのような失敗を経験したことで、自分ひとりで考えるのではなく、各部門とうまく連携した方がミスも防げることに気付かされました。
お客様に納める製品の製作はもちろんですけど、たまに自社で使うものの製作を依頼されることがあって、そういう作業も割と楽しいです。
例えば会社の敷地内に掲げてある看板の製作とか、今頼まれているのが、社内で使う棚の製作とか。
当社では例年展示会などで展示する金属加工品の製作を行っているのですが、2015年に出展した「ステンレス製ヤマタノオロチ」も、一部私が展開を担当しました。
社内案件でも各部門連携を取りながらものづくりを進めていくので、そういったチームワークの良さは当社の長所だと感じています。
忙しい合間にもこうした社内案件にも携わることで、よりものづくりの楽しさを味わうことができると思います。